今回は一般優待クロスにかかる手数料とは他の経費になる配当落調整金について解説し、そして2021年度の還付金が入ってきましたのでその報告をしたいと思います。
「現物買いと信用売り(空売り)を、同じ株数・同じ値段で同時におこなうこと」を指します。取引時間外で売りと買いを予約注文し、取引時間と共に、同じ金額で買いと売りをおこなうので、損益は0円です。株価が動いても、お互いの損益で相殺されるので、株価変動によるリスクがなくなるのが最大の特徴です。権利落ち日は特に下落するのでよりクロス取引が必須になります。
「権利付き最終日までに株を買って、翌日の権利落ち日に相殺する」と権利がとれます。

1.気づきにくいコスト配当落調整金とは?
この株主優待の紹介ブログで優待品の紹介とクロス取引に掛かったコストを紹介しています。
しかしこのブログでは主にかかったコストとして売買手数料と貸株金利を開設していますが、ここでは気づきにくいコストの一つとして配当落調整金というものがあります。
信用取引で株式を売買した際に受け払いする金額。
信用取引で株式を買い建てた場合、配当を受け取る権利が得られません。このため、配当相当分の金額を売方から受け取ることができます。半面、信用取引で売り建てた場合は相当分を買方に支払うことになります。買い建ての配当落調整金は税金分を引いた額、売り建ての配当落調整金は一般信用取引では配当と同額、制度信用取引では税金分を引いた額になります。
分かりやすくいうと
株主優待をタダ取りするときにクロス優待をする時
現物買いと信用売りを同時にすることになりますね。そのまま権利付き最終日を過ぎます。
もちろん株主優待品の他に現物買に関しては配当金を受け取ることができます。
しかし信用売りをすると、配当金を逆に支払う形になります。これが配当落調整金になります。
そしてそのままプラスマイナスゼロになるというわけではありません。
配当金に関しては源泉徴収アリの特定口座の場合配当金から税金20.315%が差し引かれた状態でもらうことになります。
例えば配当金10000円だとすると、税金の2031円が差し引かれた状態7969円が支払われます。
しかし信用売り分は配当落調整金としてそのまま10000円が引かれますので
7969-10000=-2031。その差額2031円が一時的にコストとして損をする形になります。
優待品と同時に配当金が発生するときは、同時に配当落調整金も都度引かれていくを思ってよいです。
2.差額の税金分の損はそのまま損をするのか?
おいおい!
タダ取りと言っているのに配当金その差額で損してるじゃないですか。
と思うかもしれません。
さて、それでは本当に配当金の20.315%分損してしまうのでしょうか?
これは特定口座にしているかどうか、または確定申告をするかどうかで変わってきます。
特定口座にしていて、源泉徴収あり。配当受け入れという設定にしていれば特定口座内で1年間の収支を損益通算してくれます。
配当の20.315%は税金として引かれているので、損益通算で利益がマイナスになった場合は
翌年の始めに取り過ぎた税金の還付としてちゃんと返ってきます。
個別で確定申告をするときは株の損益を自分で計算して確定申告を行うことで後日還付金を支払われる形になります。
しかし以下の場合は要注意!!
なので株取引をクロス取引と同時並行をしている方はクロス取引をしている他の証券会社で取引を行うと良いでしょう。
株の売り買いをしている人は売買リスクを負っているので、そもそもクロス取引をしていないかもしれませんが(笑)
3.【実証済】実際に配当落調整金が振り込まれました
2021年度AUカブコム証券は


2021年度で源泉徴収された国税・地方税に関しては上記のようにきっちり還付されるのを確認できました。
また2021年度の楽天証券では


自動スイープ機能により楽天証券に振り込まれた還付金は自動的に楽天銀行に振り込まれるのを確認できました。
というわけで無事に還付金は振り込まれましたので、クロス取引においては手数料・金利のみでのコストで優待取りができたことを確定させました!
よってクロス取引しか取引しないよ!という方は配当落調整金については気にしなくて良さそうです。
ただ帰ってくるのは翌年1月になるので還付するのに時間が掛かることだけは頭に入れておきましょう!
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もちろんパソコン・スマホでクロス取引も可能です。
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