株主優待

【画面で解説】SMBC日興証券のスマホアプリでクロス取引をする方法


今回はSMBC日興証券のスマホアプリで実際にクロス取引をする方法を画像を使って説明しようと思います。

クロス取引は、どういうときに使うかというと

株主優待品を株価変動のリスクなく取得できるのが大きなメリットです。

クロス取引とは

「現物買いと信用売り(空売り)を、同じ株数・同じ値段で同時におこなうこと」を指します。同じ金額で買いと売りをおこなうので、損益は0円です。株価が動いても、お互いの損益で相殺されるので、株価変動によるリスクがなくなるのが最大の特徴です。

ただしクロス取引は、株主優待には効果ありますが、配当金には効果が無いどころか一時的に損をしますので注意しておきたいです。

それはなぜ?

権利付き最終日まで株をもっているので「優待の権利」+「配当金」がもらえると思いがちですが、

実際はそうではありません。


実は、権利確定日を超えて売建玉(信用取引で空売りした株)を持っていた場合、信用取引の買い手に配当相当額を支払わなければいけません。

よって配当金目的でクロス取引をしても意味はないということです。

また配当金には税金が引かれた状態で入金します。一時的に配当金と信用売り分の配当落調整金の差額分損をしますが、のちに還付されます。詳しい話は以下のブログをご参照ください。

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日興証券のクロス取引の戦略

SMBC 日興証券は約定代金・建玉金額にかかわらず
信用取引手数料が無料ですので「信用買い」と「信用売り」の手数料はかかりません。
クロス取引に必要な「信用売り」と「現物買い」を相殺する現渡しと、現引きにかかる手数料も無料です。


現物株の手数料が最低137円(税込)発生しますので、優待権利に必要な現物「信用買い」→「現引き」の手順で手数料を発生させずに現物株をし取得できます。

ちなみ現引きとは信用買いの決済をするときに、投資家が代金を払って現物(株式)を引き取る方法です。

信用買いをすると返済義務が発生しますので、やっぱり長期的に持っておこうかな‥と思った時に信用を現物に変える時に「現引き」を使います。


よって「信用買い」「信用売り」の同時取引→「現引き」の手順を行うことにより売買手数料を掛けることなく、信用取引にかかる金利手数料のみのコストで株主優待を取得できます。

SMBCの手数料はコチラ!

実際のクロス取引の方法

実際に取引を行っていきます。

まず最初に注意すべき点は翌営業日注文扱いとなる17:00~翌8:59の間に取引を行い、予約をしておくことです。

予約しておくことで、注文約定が同時に行い。買いと売りの価格が同価格で約定ができるからです。9時以降の場中にそれぞれ行うとその間の株価変動により損をすることがありますのでご注意ください。

信用売りの方法

まずはスマホアプリをダウンロードしてください。

ダウンロードページはコチラ!
ダウンロードをすると起動しホーム画面に映ります。

①まずは株の銘柄から銘柄名を検索。ここではイオンを例に進めていきます。

➁注文・登録をタップします。

③信用取引指示をタップします。

④信用売りの場合は新規売りの【一般】売建可能数量で在庫が有るかをチェックします。

ここでは100000株近くあるので一般信用での売り立てが可能ですね。

そして新規の一般可能数量のところをタップします。

⑤返済期限を一般(3年)、株数設定、注文単価の成行を選択、有効期間の当日中を選択し、注文内容を確認します。

⑥そして内容を確認し、間違いが無ければ確認し、株の「注文を実行」をタップ!

晴れて予約完了です。

信用買いの方法

信用売りの予約が終えたら、次は信用買いの方法です。現物買いをここで行っても良いですが上記のように手数料の節約のためここでは信用買いの手順を追って説明したいと思います。

信用売りの手順の①➁③までは同じです。

④新規買いの制度のところをタップ、一般でも良いですが制度の方が金利が安いのでここでは制度を選んでください。(買いの分の信用の金利は後述する翌日現引きするまでの1日分発生するためです。)

⑤返済期限を制度(6か月)、株数設定、注文単価の成行を選択、有効期間の当日中を選択し、注文内容を確認します。株主設定は誤発注を防ぐため、信用売りの株数と同数であることを注意ください。

⑥そして内容を確認し、間違いが無ければ確認し、株の「注文を実行」をタップし完了です。画面は信用売りの⑥と同じですのでここでは割愛させていただきます。

現引きの方法

翌営業日の取引時間中に予約した「信用売り」と「信用買い」が無事に約定したことを確認します。

確認したことを確認した後次に「信用買い」を「現物化」するための「現引き」を行っていきたいと思います。

建玉一覧から信用買いをしている銘柄をタップ

ここでは菱電商事を例に進めていきます。

現引き注文をタップ

全株、注文内容を確認をタップ

内容を確認し、良ければ注文を実行をタップし、完了です。建玉から口座残高のお預かり証券に保有株が表示されます。

現渡しの方法

権利つき最終日まで保有し、権利落ち日以降になれば、現渡しを行います。

①建玉一覧から権利落ち日以降になった信用売り建玉をタップします。

②タップすると現渡注文が出るのでタップ

現渡確認、全株を確認し、注文内容をタップ

内容を確認して注文を実行です。

これにより信用売りと現物が相殺され、建玉一覧と保有株一覧に該当の株がなくなります。

これで売りの分と買いの分を相殺できます。

あとは優待品を待つのみです。

その他注意点

1.あとは市場が空くのを待つのみですが、念のため8時過ぎに、予約が取り消されていないか確認してお行きましょう。信用取引は証拠金が足りなかったり、保証金率が30%以下になっている取り消されているかもしれませんので確認をしておいてください。

また9時以降に約定されているか確認をしておいてくださいね。

2.数量の間違いには注意してください。買いが200株、売りが100株だと。100株が株価の変動リスクが作用されてしまいます。一貫して変動リスクを取りたくない方は数量にも気を配りましょう。

また第2の口座開設にマネックス証券をお勧めします。

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テクノ
九州在住の30代専門職サラリーマン😄 社会人から貯蓄をコツコツ蓄え、独身ならではの収入と倹約のみで30歳で貯金1000万達成。現在はブログ運営、ポイ活とせどりと蓄えた貯蓄で投資と株主優待生活のハイブリット生活を実践模索中。お小遣いを有効に幸福に使う方法を提案。妻と子供に恵まれ子育ての楽しさと苦悩を実感してきます。